日焼けカードについて【 #DM日焼けカード 】
こんにちは、Chenです。
DMGP9thでの日焼けカードの展示後、
YouTubeにデュエマ動画を投稿されているmoclo(もくろ)さんからオファーを頂き、
この度動画にて日焼けカードについて紹介させて頂く事になりました。
こちらの記事の内容は動画とほぼ同じですが、動画内で説明できなかった日焼けカードの説明を補完しています。
■日焼けカードって何?
皆さんは、カードショップのショーケースや、
祭りの露店のくじ引きコーナー等で
「元のカードとは明らかに違う色をしたカード」
を見た事がありますか?
闇文明の黒いカードなのにイラストが青くなっていたり、
火文明の赤いドラゴンのはずなのに黄色、
または金色のようなカラーリングになっていたり…
これはカードが劣化し、「日焼けした(色褪せた)」状態なのです。
■なぜ日焼けするのか?
例えば写真は長期間日当たりの良い窓際に置いてるとすっかり色褪せてしまってセピア色になってしまう事があります。
調べてみると、写真が日焼けする理由は3つあり、
1 高温
2 多湿
3 光(紫外線)
これらの条件によって写真に使われている色素が劣化し、色褪せてしまいます。
(↓参考サイト)
写真同様にカードやポスター等の印刷物も同様に劣化し、色褪せます。
実際、日焼けカードが多数存在するカードショップの特徴として、
1 大勢の人が出入りし、長時間滞在する為気温が上がりやすい
2 風通しが悪く、湿気が溜まりやすい
3 直射日光を受けやすい位置や、蛍光灯の光を浴びやすい位置にショーケースがある
という条件が重なっており、日焼けしやすい環境である事が多いです。
■日焼けカードの魅力
何といっても「元のカードには無い色合い」が大きな理由です。
シークレット仕様やプロモ仕様でもない、本来有り得ない色合いのカードを
カードショップのショーケースで見かけるとテンションが上がります。
特に火・闇・多色のカードは日焼けした際の変化が大きく、インパクトがあります。
どんなパックからも出ない日焼けカードの魅力に取りつかれ、
私は各地のカードショップで日焼けカードを買い集めたり、或いはフォロワーさんから地元のカードショップで日焼けしたカードを
譲り受けたりしているうちに、300枚近くも日焼けカードが集まっていました。
■日焼けカードって作れるの?
前述の通り、劣化する3要因を抑えていればカードは日焼けします。
窓際や車のダッシュボードに長期間置いておくだけでも色はどんどん落ちていきます。
私も一度手持ちのカードを部屋の窓際に1年近く放置した所、
このような色合いになりました。
ただし、窓際に置く際は雨や結露に気をつけないとビチャビチャになります。
Twitterを見ると私以外にも日焼けカードを収集されている方が
何人か見受けられますが、中には専用の装置を用いて日焼けカードを
自作されている方もいらっしゃいます。
カードショップのショーケースで自然に日焼けしたカードは「天然日焼け」、
自主的に日焼けさせたカードは「養殖日焼け」と一部では呼ばれています。
私は基本的に天然日焼けの収集がメインです。
■日焼けカードについて注意する事
折れや白欠けと同様に、日焼けしたカードも
「ダメージ品」としてカードショップでは扱われる事が殆どです。
日焼けしたカードに魅力を感じる人も少なくありません。
しかし一方で「本来のカードの価値を落としている」という見方も出来ます。
日焼けカードの自作を考えている方は自己責任で行いましょう。
最近では、文明の判別がつきにくくなる等の理由で日焼けカードの使用を禁止しているCSもあります。
日焼けカードをデッキに投入して参加される場合は、各CSでの注意事項をご確認下さい。
個人差はあるかと思いますが、私は日焼けカードを並べてずっと眺めていると
何故か目が疲れます。
中々無いと思いますが、日焼けカードは長時間まじまじと眺めない方がいいかも知れません。
■最後に
いかがだったでしょうか。
私は以前からデュエマのプロモ・海外版・エラーカード・ジャンボカードなどの収集を行っていたのですが、
ある時手に入れた超幻獣グラザルドの日焼けカードがきっかけで「今までに無い収集をしたい」と
決心し、日焼けカードの収集を始めました。
DMGP7th・8th・9thでは、ユーザー出展という形で日焼けカード・エラーカード・
公式大会使用禁止ジャンボカードの展示を行わせて頂きました。
GPでの展示の際は、今回の動画のように日焼けカードと日焼けしていない
状態のカードを並べ、ビフォーアフターが分かりやすいように展示しています。
対戦ツールとしてではないデュエマの楽しみ方として、シャドーボックスや拡張アート等がありますが、収集という形でこういった楽しみ方があるという事、そして誰も見つけていない楽しみ方はまだまだあるという事を知って頂ければ幸いです。
Twitterでは、入手した日焼けカードを「 #DM日焼けカード 」というハッシュタグで不定期ツイートしています。
興味がある方は是非とも見て下さい。
ありがとうございました。
■最後の最後に
DMGP9thから1週間が経とうとしていたある日、
もくろさんから「日焼けカードについて動画で解説してもらえませんか?」
と依頼のDMを頂いた時は驚きました。
このアカウントが出来て日が浅いというのもあるのですが、それまでほとんど関わりが無く、
「ああ、何かYouTubeにデュエマの動画上げたりイラスト描いたりしてる方だなあ。すごい」
という認識だったので、尚更驚きました。
(もくろさん、すいません)
「こんなニッチな収集の解説なんて出来るかな?」
と思ったのですが、実際の所日焼けカードについてはどこかのタイミングでブログなり動画なりで情報を纏めておく必要性は感じていたので、今回の動画資料作成の依頼はモチベーションが上がりました。
今回の動画でも、日焼けカードの入手場所や入手日の確認に苦労しましたが、ジャンボカードやエラーカード同様に、「記憶を記録する」事を失念してしまうと、自分自身は知っていてもネット上に何も資料も手がかりも無くなってしまう事になります。
その当時は強烈な印象を持った出来事やアイテムであっても、人間なのでどんどん記憶が風化されてしまう。Twitterも記録媒体ではありますが、いざ振り返ろうとすると探すのに苦労します(今回も苦労しました)。
忘れてしまう前に、如何に自分の記憶や体験を残すか。
今回の動画の資料の作成中も、日焼けカードを手に入れた時やその時のイベント等、色々と思い返し、資料に盛り込む事が出来ました。
今回の動画で、日焼けカードという一面だけでなく、
「自分もこういった収集をしていて…」
「こんなアイデアって需要あるのかな?」
等、個人がアウトプットしていくきっかけになればと思います。
もくろさん、今回はありがとうございました。